水玉模様の魔法使いは、永遠なり。


c0203121_18232487.jpg日本女性で、これほど、パワフルな芸術家が、他に存在するであろうか?
草間彌生。この四角四面の名前にすら、ひれ伏す。
御年83歳にして、現役アーチストたる所以は、尋常ではない。
底知れぬパワーを秘めている。噴火し続ける活火山の如く、
その作品の数や、“とこしえ”に、素晴らしい。



大阪で、今年の1月7日~4月8日まで、ロングランで開催された
『草間彌生 永遠の永遠の永遠に、先月ようやく行くことができた。ここでは、会場での撮影を許された水玉模様のオブジェを中心に、彼女の魅力について、私なりの感想を少し添えて綴ろう。それも、このアロマのブログにUPするのは、どうしてか?その疑問にも、私なりの解釈で応えていこうと想う。撮影許可がでなかった絵画作品のコーナーについては、読む人の想像力にお任せするが、今年1月6日に会場に訪れた草間彌生本人の映像をサイトのYoutube動画でご披露するので、ぜひ愉しんでもらいたい。http://www.youtube.com/watch?v=sIdO1dWcRSw&feature=player_embedded






無限の宇宙を探しても、
こんな芸術家は
ほかにいない。



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会場となった国立国際美術館の正面玄関の扉は、
真っ赤&透明の水玉が貼りつけられた迷路
のようなアーチ型のガラスのドームだ。





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ガラスのドア越しに、草間彌生の看板パネルを覗いてみた。
これは会期前に会場を下見した貴重なショット。






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会場に入ると、いきなり、巨大なバルーン
のような水玉の瓢箪に洗礼を受ける!!







白い水玉の中に、誰かが、落書き?!でもしたかのようなイラストは、
草間が自ら描いた黒いペンタッチの女性の横顔や素描に苦笑い。
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四角い部屋には白い壁に赤い水玉がペタペタ貼っていて…


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中央にはチューリップのようなビッグな花が
今にも何かを叫びそうに花開いていた。c0203121_1705856.jpg






どこからが、壁で、どこからが花か?この部屋に居るだけで自分までもが水玉の花の精になりそう…だ。
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光と水と鏡によるインスタレーション【魂の灯(ともしび)】の部屋には、行列を覚悟で並んで、ぜひ
見てほしい。この写メは実際の部屋ではなく、撮影許可ある展示会場の宣伝用モニター映像。
この空間に身を置くと、自分が宙に浮いているような錯覚に陥るし、水や光に吸い込まれそうだ。
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     出た~!!
                  待ってました!カボチャのお化け(笑)。
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                   これは、なんと初公開の『南瓜』彫刻。


真上から覗くとこんな感じ。これに魔法をかけたらシンデレラのカボチャの馬車になるのかな?
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※2年前の夏、【瀬戸内国際芸術祭2010】で、直島を訪ねた。その時、体感したカボチャは赤い巨大な家のようだった。その様子は、私のもう一つのブログ<言の葉の色香>を覗いて欲しい。http://myclematis.exblog.jp/14944592/





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会場の外に出ると、雨が降っていた。雨に濡れた水玉のオブジェたちもなかなか艶っぽい。夜目遠目で美人に見えるぞ。
今回、ブログにUPした画像は撮影許可がある作品のみ。
新しい絵画シリーズ【我が永遠の魂】や、50点からなる【愛はとこしえ】の作品は撮影できないため、ここでは紹介しないが、草間彌生worldは、半端なくでかい。そして、繊細であるがゆえに、心に沁みる。小柄な83歳の老婆が、時折不思議に10代の少女に見える。それは、きっと彼女が、誰よりもピュアで、誰よりも、正直で、誰よりも、奇々怪々で、魅力的で愛らしい魂(sole)の脳を持った女だからに違いない。今回紹介できなかった作品展のテーマでもある“永遠の永遠の永遠”については、私の詩のブログで、後日、その内面をご紹介しようと想う。


アロマのブログに、今回、草間彌生の水玉の作品を中心に紹介したのは、会場に入るなり、私は、五感のセンサーがピリピリ働くのを肌で感じたから。それも、匂いなど発しないはずのこれらの作品や、各部屋の中に入ると、匂い立つような花の香りや、光のフレグランスや、南瓜のシズル感たっぷりな佇まいが誘い水をかけるかのように迫ってきたり、囁いたりして、観るだけの鑑賞物に、嗅覚までも刺激されたからに他ならない。決して、会場で香りのセンサーが焚かれていたり、アロマが漂っていたわけではないのだが、そう感じたのは、強烈な原色の世界がダイレクトに訴えてくるからかもしれない。あなたの嗅覚は敏感だろうか?ピクピクピーン!と奥様は魔女のサマンサのように鼻が動くか、ぜひ、会場でお試しあれ。(笑)



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※同展は、巡回展。今後の予定は下記の通り。
http://www.asahi.com/kusama/


●埼玉県立近代美術館 4月14日~5月20日
●松本市美術館 7月14日~11月4日
●新潟市美術館 11月10日~12月24日







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by aroma-createur | 2012-04-15 18:37 | 文化・芸術