c0203121_1712930.jpg先月、小雨降る古都で、かねてから訪ねたかった「六波羅蜜寺」http://www.rokuhara.or.jp/にある“空也上仁立像”を観にでかけた帰り道、辻道で、ふと【幽霊子育飴】という奇妙な看板が目に入った。夜店の芝居小屋でもあるまいし、幽霊が飴を売ってるわけでもないだろうと、小さなガラス戸の店先に貼ってある落語家・桂米朝さんの貼り紙に引き寄せられた私は、店番の女主に手招きされるがままに、店内に入った。
c0203121_1722159.jpgほんにちっぽけな店構えだが、各業界に紹介されたとおぼしき新聞記事や雑誌が、まことしやかに店内に並んでいる。ちょっとしたミニ資料館だ。買う気もなかったのだが、「味見をどうぞ!」と唆されて、つい手に取り、黄金色の飴の欠片を一口舐めた。懐かしい鼈甲飴の味がした。訊いてもないのに、店番の女主が、つらつらと、この飴の由来や、米朝さんの落語噺や、「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるさんのことまで喋ってくれる。なんだか、(飛んで火にる夏の虫)になったみたいだぞ(笑)と自分でも内心おかしくなったが、冥途の土産に、この飴をひとつ買うことにした。


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by aroma-createur | 2011-06-22 17:40 | プレゼント