c0203121_1931498.jpg五月の半ばに、友人の誘いをうけて、とある門前の茶店に行きました。そこは、“あぶり餅”という親指程の小ぶりの焼餅が細い竹串にさされて、京風の白味噌に、きな粉が混じったなんとも和む甘さと懐かしい味わい。一皿、15~16本ほど盛られ、1人前500円という手頃な値段で、茶店で一服できるのです。




c0203121_19331786.jpgそれは、京都の今宮神社の東門前に位置して、門前の参道には、このあぶり餅を振る舞う老舗の茶店が2軒、平行に並んでいます。門を出て左が、私たちが立ち寄った あぶり餅 一和(いちわ)さん。その右手が、あぶり餅 かざりやさん。一和さんが、創業、長保2年(1000)。平安中期一条天皇の子が疫病を患った時、疫除けの願いを込めて、このあぶり餅を供えたのが始まりとか。かざりやさんは、江戸時代の創業で、400年の歴史があるそうです。さて、どちらが、美味しいのか(笑)それは、語れませんが、私たちは、呼び込みの雰囲気が緩やかだった方へ立ち寄りました。http://wagashi.kotolog.jp/post/%E3%81%82%E3%81%B6%E3%82%8A%E9%A4%85+%E4%B8%80%E5%92%8C/

お餅も小ぶりで、あっという間に食べてしまう手軽さです。この味わいを例えるなら、きな粉のはったいこの味わい。それに甘い白味噌のタレがかかって、焼餅のお焦げの香ばしさに、舐めて味わう甘いタレとの絡み合いが、まったりとした至福の時間を作ってくれました。


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このあぶり餅食べたさに、この紫野(むらさきの)という土地を訪ねたのですが、せっかく来たのですからと、今宮神社にも詣でました。すると、そこは、小ぶりながらも、すごく歴史を感じさせるお社が並び、あちこちの佇まいに魅了されていく自分を感じました。そうそう、この土地の呼び名にも、心惹かれます。紫野って、ええわ。


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by aroma-createur | 2013-07-05 17:02 | エッセイ